2017年が明けて1週間が過ぎた頃、訓練所から「メスの繁殖犬をもう1頭預かることはできますか?」と打診された。
「うーん、ちょっと厳しいですね……..」と答える私に、間髪入れず訓練士さんが「実はその子はヴィーちゃんなんです」
「ヴィーちゃんですか? 家族にも相談するので少し時間ください」と返答したが、その日の夕方には「預かりさせていただきます」と返事をしていた。
最初にちょっと厳しいかもって思ったのには色々理由があって、「出産が重なったときどうするの?」とか「やーちゃんとの相性はどうだろう?」とか諸々のことが頭をよぎったからだ。
しかしヴィーちゃんと聞けば話は別だ。「やーちゃんとの相性は問題ないだろうし、その他のことも何とかなるやろう」と思えた。
やーちゃんのママであるヴィーちゃんを預かり、母娘犬と暮らせる日々に楽しい想像しかなかった。
つづく
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