盲導犬繁殖犬のやーちゃん。仔犬ちゃんの子育てがないときはのんびり過ごしてます。
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やーちゃんのママが来る
2017年の年が明けてすぐ、「やーちゃんのお宅で、もう1頭繁殖犬を預かっていただくことは可能でしょうか?」と訓練所から連絡がきた。
私「うーん、1年に2回も出産、子育てはちょっと厳しいですね」と答える。
職員さん「実はその繁殖犬ヴィーちゃんなんです。今ヴィーちゃんを預かってもらってるボランティアさん宅は事情があって、預かりの継続ができなくなってしまったんです」
私 「えっ!ヴィーちゃんなんですか?………少し考えさせてください」
かなり逡巡しました。多頭飼いに憧れはあったけど、実行しようとは思ってなかったので悩みました。なぜかというと
- やーちゃんがヤキモチをやかないか。
- 犬同士ストレスにならないか。
- 2頭のお世話が私ひとりで出来るのか。
- 大型犬2頭に対して家の広さは充分なのか。
- 出産が重なったら対応出来るのか。
- 6歳の子が新しい家になれてくれるか。
などなど不安がいっぱいでした。たとえばどちらかが病気したりしたら、元気なほうに待ってもらったり我慢させたりすることもあるだろうし、やーちゃんへの自分のエネルギーが分散されるのはイヤだなーって思ったりもしました。とは言え現状ヴィーちゃんは行き先がなく中途半端な状態でしたからそれもイヤだなーと思いました。
薄情なようですがヴィーちゃんではなかったら、きっぱりお断りしてたと思います。でも私の愛するやーちゃんのママ。ヴィーちゃんがいなかったらやーちゃんにも会えなかった。けっきょく情に負けてしまったところがあります。
もちろん家族とも話し合い、お世話に関しての協力ももらい預かることになりました。
ヴィーちゃんがうちに来たことで、出産、病気などさまざな経験をさせていただきました。
2020年、やーちゃん、ヴィーちゃん、ふたり仲良く暮らしています。

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