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【やーちゃんの備忘録】はじめまして赤ちゃん 第一子男の子

お産が近づいてる。夜12時まえに訓練所の職員さんが来てくれた。繁殖担当の職員さんは24時間体制で訪問しなければならない、本当にありがとうございます。

 

Contents

犬の陣痛

 

担当の方に会ったら、いつもは大喜びのやーちゃんが薄いリアクションだけで、あきらかに普段とはちがう様子。

体温は下がったまま、産箱のシーツを穴を掘るみたいにホリホリしてる。これは巣作り行動というらしい。そうかと思えば階段をのぼろうとしたりソファに乗ったり、部屋をウロウロしたり、たまに腰を少し下げて排泄するみたいなかっこをする。

もう陣痛が起きてるから、まぎらわそうとしてるらしい。痛くても声をあげないからぜんぜんわからない。

 

産箱から出たり入ったりするので、やーちゃんと一緒に産箱に入って体をさすってあげたら少し落ち着いた。陣痛がきたらソワソワしておさまるとじっとしてをくりかえした。

3時くらいに家のまわりを歩いた。何度もいきみのポーズになる。ウンチをするときみたいなかっこだ。

家にもどり私はウトウトしてきて「仮眠してくださいね」と担当さんに言われてソファで横になった。そのあいだも担当さんはずっと起きてやーちゃんを見ててくれた。ほんとうにありがたい。

 

はじめまして赤ちゃん

 

午前5時すぎ担当さんに「破水しました、そろそろですよ」と声をかけられて、あわてて起きた。

 

産箱のシーツが羊水でぬれていた。やーちゃんは何度もいきみを繰り返しがんばって生もうとしている。

 

膜につつまれた黒い物体が少し見えた。と思った瞬間スルっと赤ちゃんが出てきた。第一子は黒ラブちゃんだった。担当さんが手早く膜をやぶって体をふく。首のあたりをこすると「キュー」と鳴いた。

 

第一子 午前5時41分 440グラムのブラックの男の子誕生

やーちゃんの赤ちゃん、1番はじめに生まれた赤ちゃん。はじめて見た犬のお産。このときの光景は今もはっきり覚えてる。

 

つづく

 

 

 

 

 

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