備忘録 ヴィーちゃんのこと ~肛門腺炎~

預かりボランティアさんのお宅にやーちゃんを預けて、気になりつつも仔犬たちのお世話であわただしく時間が過ぎていった。

 

盲導犬候補の仔犬は、生後約60日くらいになるとパピーウォーカーというボランティアさんにバトンタッチ(委託)する。

あと1週間で仔犬を委託するというときに、ヴィーちゃんがご飯のあとに吐き戻しをした。少し便も柔らかい。なんとなく元気もないし様子がいつもと違うので、病院で診察してもらった。

触診で肛門をチェックしていた獣医さんが、「肛門腺がつまってる」とおっしゃった。

肛門腺とは

肛門腺(こうもんせん)とは、犬の肛門の両脇にある分泌腺のことで、ここからニオイの強い分泌物が出ます。大型犬の場合は排泄時に一緒に出やすいのですが、小型犬や中型犬の場合は自然には出にくく、定期的にお手入れをする必要があります。

お手入れをせずに肛門腺に分泌物が溜まりすぎると、肛門が炎症を起こす「肛門腺炎」や、肛門腺が化膿して自潰(じかい)してしまう恐れがあります。肛門腺に違和感を感じると、犬はお尻を床にこすり付けるしぐさをすることがあるので、このようなしぐさをしたら、絞ってあげるように心がけましょう。

引用元 いぬのきもち

 

肛門をしぼると肛門腺から分泌物がでるが、肛門の内側で固まって出てこない。獣医さんが掘るようにかき出してくれた分泌物は、少し水を含んだ砂のようだった。肛門腺が破裂寸前で炎症もおきていた。

やーちゃんは肛門腺分泌物が溜まってくると気持ち悪いのか、おしりを地面や床にこするので、どの犬もそんなものかと思っていた。

きっとヴィーちゃんなりのサインを出してたはずなのに、そこに気づいてやれなかった。自分が大変だからと、やーちゃんをよそに預けたのに。結局ヴィーちゃんをつらい目に合わせてしまい自分を責めた。

ヴィーちゃんも預けることに

炎症があるので抗生剤を処方されたのだが、ヴィーちゃんが薬を飲むと母乳に抗生物質が出てくるので断乳することになった。

幸い離乳食も進み母乳が必要ない時期まできてたので、仔犬の栄養面に関してはいいとしても、断乳すればしばらくおっぱいが張るので冷やしたりしないといけないし、お乳をあげないように見てなくてはならない。さらにやることが増えてしまう。

そこで委託までの1週間、仔犬たちは我が家で過ごし、ヴィーちゃんを預けてはどうかということになった。親子で過ごす限られた時間を私の都合で削るのは抵抗があったが、自分の気持ちを優先して、体調の変化にも気づいてやれないことが、また起きて取り返しのつかないことになっては「ごめんなさい」ではすまない。

私の無力のせいで、結局ヴィーちゃんも預かりに出すことになってしまった。

 

つづく

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